こんにちはhaseです。
今回は、金を節約するために自転車40km漕いだくせに結局某うどん屋で金を消費したというめっちゃどうでもいい経験談です。
話のはじまり
去年の10月、teaとの間で、県外に行きたいという話になりました。
でも、1ヶ月前に京都に行ったばかりで金もない。どうしよう。
金沢に行くか?でも2000円は少なくともかかるだろう。
もっと安く県外へ行く方法はないのだろうか。
神岡
皆さんは神岡という場所をご存知でしょうか。
かつて富山市の最南端にある高山本線の猪谷駅から神岡鉄道という鉄道が通っていたことでも有名ですが、神岡は岐阜県飛騨市の地区であり、富山側から平湯・松本方面へ抜けるときには絶対に通るところです。
神岡城や道の駅宙(スカイ)ドーム神岡など、行けば十分に楽しめるでしょう。
この世には濃飛バスというバス会社があり、高山を中心に高速バス・路線バスなどの事業を行っています。
猪谷から神岡までの路線があるのですが、なんと全区間乗り通しても200円で済むといいます。
富山市民からすれば、200円なんて信じられない。
富山駅前から市役所前まで一区間乗っても現金ならば210円するのです。(ecomycaなら190円ですが。)
それより安く猪谷から神岡だと?
これは行くしかないでしょう。
しかし、これに乗るにはまず猪谷まで出ないといけません。
困った。金がかかる。
猪谷までなら高山本線かなぁ…でも富山駅まで出るのにも金がかかるなぁ…
富山→猪谷は680円。往復で1360円に400円足して1760円となると財布から悲鳴が聞こえそうで恐ろしい。
ぉや?いいところがあるではないか。
皆さんは、笹津駅をご存知でしょうか。
笹津は、谷から富山平野に出る部分、神通川扇状地の扇頂にあたる場所です。
家から笹津まで十数キロ………
平地なら自転車で行けるんじゃね?
笹津→猪谷は240円。往復で480円に400円足して880円なら、財布にとっても適度の運動くらいで済むでしょう。
食事一回分潰せば、神岡に行けるんです。これは行くしかない。
問題が発生
問題が発生しました。
「富山市春日(笹津の近く)地内において、熊とみられる動物の目撃情報がありました。」
去年は夏の降水量が著しく少なく、ドングリが凶作であったことなど悪条件が重なり、熊がよく人里に出没していました。
特に山からすぐの笹津付近はよく目撃情報があり、流石に断念せざるを得ませんでした。
諦めきれないhaseとtea
しかし、やっぱりどこか県外に行きたいと。
なぜそんなに県外にこだわるのかは自分でもわかりませんが、とりあえずどこかに行きたいという思いがありました。
そこで考えたのが、西、つまり石川県です。
私はとりあえず県外に行きたかったので、石川県に入ることさえできればいいわけです。
じゃあ倶利伽羅?いえいえそんな簡単に思いつくものではありません。
私が行ったのはここです。
ここは富山県と石川県の県境、脇というところです。
市町村でいうと、氷見市と七尾市の境目にあたります。
皆さんは加越能バスというバス会社をご存知でしょうか。
富山県西部の主要なバス会社で、高岡市・氷見市・小矢部市・砺波市・南砺市などに路線があります。
富山地方鉄道の子会社で、元々は加越線(石動〜庄川町)、伏木線(米島口〜伏木)、高岡軌道線(高岡駅〜六渡寺)、新湊港線(六渡寺〜越ノ潟)といった鉄道も運営する加越能鉄道でしたが、2002年に高岡軌道線・新湊港線を万葉線に譲渡して鉄軌道事業から撤退し、2012年に実態に合わせて社名を加越能バスに改名しました。
鉄道が全て廃止または譲渡され、業績は悪いのかと思いきや、バス運賃は富山市民からすれば信じられないくらい安いです。
まず初乗りが160円。これは全国的にみても安いのではないでしょうか?
また、高岡駅から脇までは約30kmありますが、なんと520円で乗れてしまいます。
同じく約30kmの富山駅〜猪谷は1180円(ecomyca使用で1060円)しますから、なんと半分未満。
さらに、回数券を利用すると、1000円で1100円分使用可能。
今回はこれを利用し、通常1040円かかるところを1000円で行くことができました。(60円余りますが。)
ただ、富山市に住んでいる身からすると、まず高岡駅まで出る必要があるわけです。
さっきのノリでバスを使うと750円(ecomyca使用で680円)。話になりません。
電車で行くと390円。バスより遥かに安いものの、往復で780円かぁ。
電車でGO!プレイすると500円くらい?
あれ?20kmか。20kmねぇ。んー20km…
これ自転車でよくね?
いざ出発!
teaと合流し、出発。
呉羽山を越え、小杉駅で一旦休憩。
さらに進み、高岡駅に到着しました。
私は高岡駅前に過去一度だけ、しかも乗り換えで行ったので、雰囲気を全く知りません。
高岡って案外都会的な駅なんですね。設備も新しいし。
富山とは違って地下街があり、複数の店がありました。
南北の広い自由通路。椅子もあり、休憩にも適しています。
地下街や駅前に人はまばらで、殆どの人が待合室や自由通路の椅子に座っていました。(疲れてる?)
改札は自由通路に面した二階にあり、IC専用の自動改札機が2台ほど設置されていたかと思います。
そういえば、富山県って切符を通せる自動改札機が新幹線以外にないんですよね。
40万都市の富山ですが、自動改札機が導入されることはあるのか…
ちなみに、人口45万の金沢駅や人口26万の福井駅には当然のように自動改札があり、10万の小松駅や松任駅(白山市)にも自動改札が設置されています。
参考程度に、富山市の人口は約40万人、高岡市の人口は約16万人ですから、あってもおかしくないと思うんですけどね…
高岡駅には、あいの風とやま鉄道線、JR氷見線・城端線以外に、万葉線も乗り入れています。
万葉線は、先ほど加越能鉄道の紹介をした際に出てきましたが、高岡駅からしばらくは路面電車、途中の米島口駅からは鉄道線に入る路線です。
こちらの駅もまたきれい。駅ビルの真下にある頭端式2面3線構造の駅で、全てこの駅で折り返していきます。
また、大規模な待合室が併設されており、加越能バスの乗車券センターもあります。
ここで、先述の回数券を購入しました。
150円券が6枚、20円券が6枚、10円券が8枚ついており、ちぎって使う感じです。
今回は、(150×3+20×3+10)×2=520×2=1040円分使って、60円分余るわけですね。
これだけじゃ使えない。なんだか気持ち悪いですねぇ。
高岡駅を出発!
脇行きは、高岡駅北口の4番のりばから発車します。
バスに乗り込み、いよいよ高岡駅を出発!
バスに1時間ほど揺られ、ついに脇に到着!!!!
海からは磯の香りが漂います。
道沿いに民家が数件だけあり、the田舎という感じ。
バス停から500mほど歩いたでしょうか。石川県七尾市に入ります。
ただ人が全くといっていいほどいないので、とりあえず奥の方へ歩いていきます。
2kmくらい歩いたでしょうか。公園すらない。
警察官の駐在所があったので聞いてみると、公園はこのへんにはないと。しんど。
結局、脇のバス停に戻って時間を過ごしたのでした。
バスがないので、現地で3時間を過ごしました。(しんどかった)
そして、また同じ行程をたどって帰るわけですね。
高岡駅の店でうどん食うか。
高岡駅につきました。うどん屋が………ない。
どうやら、1ヶ月ほど前に閉店となったようです。
だる。
こうなったらあそこしかありません。
丸亀製麺!!!!!
teaの青春は鉄道と丸亀製麺なので、そういうことですね。
道の途中にあった丸亀製麺でうどんを食べて、出発。
約1時間後、家に到着しました。
さいごに
とりあえず疲れましたね。それしか覚えてない。
みなさん、自転車は持ってさえいればタダで乗れますが、自分の体力との相談だけ忘れないように。
結局、自転車で40km、バスで60km移動したわけですが、バスの快適性に改めて気付かされる一日でした。
どんなに高くとも、公共交通機関を利用する価値はある、一般的にはそのように考えるのかもしれませんが、私はめっちゃケチなので、自転車を使い続けます。
これからも、10kmほどの移動であれば自転車を積極的に利用していきたいと思います。
それでは、この記事は終わりとなります。
ご覧いただき、ありがとうございました。
また、こんなにくだらない話で大変申し訳ございませんでした。
電車と自転車をよく使う。10kmくらいならチャリで移動する(つまりケチ)。歩いてもよい(つまりケチ)。
流石に成績を犠牲にして旅する人なんていないと思うが、単純に財布が痩せるのであまり旅行できない。
コメント
いいな〜
めっちゃ楽しそうですね
行きたくなりました!